
アメックス(アメリカン・エキスプレス・カード)といえば、主要国際ブランドカード5種類の中の1つ。
信用が高く、持っているだけでステータスが高いカードとしても有名です。
普通のアメックスカードも人前で出したくなるくらいステータスが高いですが、経営者になるなら尚更、法人カードはゲットしておきたいところ…!

僕も複数の経営者の先輩にアドバイスをいただいて作ったんですが、そのおかげで経営者としてナメられなくて済んでいます(笑)
とはいっても年会費も高くて審査も通りにくいイメージがあると思います。実際僕もそうでした。
僕なりの結論を述べると、作って本当に満足していますし、主要カードとしてバンバン使いまくっています。
経営者としてのステータスはもちろんなんですが、それ以上にメリットが多い法人カードなんですよね。
僕が先輩に勧めてもらったように、僕も皆さんにおすすめしたいので、アメックスビジネスカードについてまとめてみました。
ステータスを意識している方はもちろん、メリットの多い法人カードを探している方も「さすがアメックス」と感じると思いますよ!
目次
アメックスビジネスは年会費を払ってでも契約したいカード
アメックスの法人カードは主に、
◆アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
それぞれ法人向け、個人事業主向けの計4種類が存在します。
個人向けカードではアメックスグリーンが有名ですが、実は法人カードにもグリーン、ゴールドの両方があるんです。

アメックスグリーン(個人用)とアメックスビジネスの主な違いは次のとおり。
・ビジネスサービスが受けられる
・ビジネスで必要なサービスを大幅割引できる
・ビジネスに必要な情報を年会費無料で利用できる
総合すると、法人カードならではのサービスが受けられるのがメリットでしょうか。
アメックスビジネスは年会費を払ってでも持ちたいカード
アメックスビジネスは、年会費が10,000円を超えるという珍しい法人カードなんですね。
アメリカン エキスプレス ビジネス カード(グリーン) | アメリカン エキスプレス ビジネス ゴールド カード | |
年会費 | 12,000円(税抜) | 初年度無料 2年目以降 31,000円(税抜) |
追加カード年会費 | 発行枚数5枚まで 6,000円(税抜)/枚 | 発行枚数5枚まで 12,000円(税抜)/枚 |
ETCカード年会費 | 発行枚数5枚まで 500円(税抜)/枚 | 発行枚数5枚まで 500円(税抜)/枚 |
アメックスの年会費は、法人カードも個人カードも両方とも同額。正直安いとは言い難いカードです。
年会費が無料の法人カードもあることを考えると「こんなに年会費を払わなきゃいけないの?」とびっくりするかと思います。
逆にいうと、これだけの年会費を払ってでも使いたい人のためのカードということ。
厳選された経営者のみが持っているカードともいえます。
たかが法人カードだとしても、ステータスを感じさせるには十分だと思いますよ!
とはいえ、冒頭でも述べたように、もちろんステータスだけじゃない特典満載なのが特徴。
一体どんなメリットがあるのか、次で説明していきます。
【補足】アメックスビジネスなら年会費を経費にできる
意外と知らない人も多いのですが、法人カードの年会費は、会社の資金決済のためのツールなので、個人事業主、法人どちらにしても経費にすることができます。
そうなると、多少高い年会費でも問題ない!という経営者の方もいますよね。
個人事業主やフリーランスの場合、個人カードの年会費を経費にする事も可能ですが、「税務署から指摘された…」なんて話を聞くことも。
「根掘り葉掘り聞かれるのはめんどくさいかも…。」という人は、事業の支払い向けに作られている法人カードであれば、堂々と年会費を経費計上できるので、あえて最初からアメックスビジネスを作るのも良いかもしれません。
個人事業主やフリーランスの場合、意外にも、迷ったときにすぐ対応してもらえるコンシェルジュがつくことにメリットを感じる人が多いようですね!
個人事業主やフリーランスに嬉しい、アメックスの詳しいサービスは下記をぜひご覧ください。
アメックスビジネスカードは限度額がないのが特徴
アメックスは、法人でも個人でも、限度額は一律の制限なしとなっています。
無制限に設定できるということではありませんが、収入がある程度安定し、信用情報が良さそうな人であれば最初から限度額が高い状態で使えます。
他の法人カードは、最初の限度額として「約50~100万円」での設定が多いのでそもそもが少し高めに設定されているということですね。
開業直後は何かと大きなお金が必要なことが多いので、嬉しいメリットです。
もちろん、カード利用歴が長くなるにつれて最大500万円ぐらいまで限度額を設定できるようなので安心して下さい!
また、限度額以上使いたい場合は、アメックスへの事前問い合わせで可能になるケースが多いです。
例えば、限度額100万円なのに、法人カードを作ってすぐに300万円を使いたい場合、アメックスへ電話して使う金額分をデポジットすれば問題ないとのこと。
こういう点でもかなり臨機応変だといえます。
アメックスビジネスの締め日は?限度額にも関わる支払い周期に注意!
アメックスビジネスカードの締め日と支払日は、自分が引落先として指定した銀行口座によって異なります。
自分に合っている締め日と支払いが可能な銀行口座を選べば、引き落としもスムーズなのですが、気を付けたいのが締め日から支払日までの期間。
通常の法人カードの支払い周期は50日~60日間ですが、アメックスビジネスの支払い周期は約20日間と期間がかなり短いのが特徴。
決められた期日に引き落としができなかった場合、どんな理由があれ「延滞」扱いとなってしまい、一度でもカードに遅延記録がついてしまうと、5年間は記録が残ってしまいます。
ここで、遅延記録を残してしまうと限度額を上げたい、カードのグレードを上げたいという事が難しくなるので気を付けてくださいね。
アメックスビジネスはポイントが充実!マイルの還元率が最高
アメックスビジネスのメリットといえばポイントの交換が優れていること。
「メンバーシップ・リワード」と呼ばれるポイントプログラムを利用すれば、100円=1ポイントで貯めることができるんです。
貯まったポイントは、このようなものに交換することができます。
・旅行代金支払いの現金値引き
・キャッシュバック
・その他各種商品券
(Amazonギフト券、全国百貨店共通商品券など)
・ポイント(楽天ポイント、Tポイントなど)
・ANAマイル
この中でもマイルへの交換は他の法人カードと比べ物にならないメリットがあります。
アメックスビジネスは通常「2,000ポイント=1,000マイル」という交換レートで「ANAマイル」に交換することができます。
これが先程の「メンバーシップ・リワード」を利用すると「1,000ポイント=1,000マイル」というかなり高い還元率にアップできるんです。
マイル還元率1.0%は他の法人カードにない特典。海外出張が多いビジネスマンにとってはもってこいの特典ですね。
メンバーシップ・リワードは貯まった提携ポイントを交換すると、その時点で通常最大3年間で切れるポイントの有効期限が無期限になり、ポイント、マイル、他社へのポイント移行が換算レートがアップします。
ポイントの有効期限は意外と忘れがち。たくさんポイントが貯まっていたのに「期限に気づかず失効してしまった…!」なんて話はよく聞きます。
アメックスビジネスであれば、一度でも交換さえしてしまえば、それがないので地味に嬉しいメリットでもありますね。
アメックスビジネスのボーナスポイントプログラムでさらにお得
この時点で他の法人カードに比べて優れているのですが、さらにお得なのが「ボーナスポイントプログラム」と呼ばれるしくみ。
ボーナスポイントプログラムを利用すると、下記の対象加盟店でなんとポイントが3倍になるんです!
・Amazon
・Yahoo!
・iTunes Store、App Store
・HIS
・JAL
特にAmazonは事業に必要な物を購入するのによく使う媒体なので、ポイント3倍にもなればかなりお得。
出張や旅行が多い人なら、HISやJALのポイントが3倍貯まりやすくなるので、使わない手はありません。
ボーナスポイントプログラムは、プロパーカードと呼ばれる、下記のカードであれば利用可能です。
アメリカンエキスプレスグリーン
アメリカンエキスプレスゴールド
アメリカンエキスプレスプラチナ
【法人カード】
アメリカンエキスプレスビジネスグリーン
アメリカンエキスプレスビジネスゴールド
アメリカンエキスプレスプラチナ
実は、アメックスビジネスカードで貯めたポイントは個人用カードと合算が可能!
そのため、アメックスビジネスと個人用カードを2枚持ちする人も多いんですね。
個人で使う用にアメックスカード、法人での経費用にアメックスビジネスといった使い分けをすれば、ポイントはみるみる貯まっていくので公私共にアメックスホルダーになるのもおすすめですよ。
アメックスビジネスのキャンペーンでポイント獲得
アメックスビジネスでは大盤振る舞いのキャンペーンを実施中。
アメックスビジネスゴールドに新規入会し、1年以内にカードを200万円(税込)以上利用すると、なんと30,000ポイントも獲得できるんです。
1年以内で200万円というと多く感じられますが、
・接待交際費(飲み会、会議室手配)
・出張費(交通費、宿泊費)
・資材購入費
・材料の仕入れ
などなど、意外とお金がかかる場面が多くなり、あっさり200万円使ってしまうことも考えられるので、あまり意識しなくても良いかもしれませんね。
なお、このキャンペーンは残念ながらアメックスビジネスグリーンでは適用されません。
アメックスビジネスゴールドに限られるので、キャンペーンの特典を受けたい人は、ぜひゴールドに申し込みしてみてください。
アメックスビジネスは保険や補償内容だけで持っておく価値あり
年会費がそこそこするだけあって、アメックスビジネスは保険やカード付帯のサービスが素晴らしいのが特徴。
特に付帯旅行傷害保険はアメックスビジネスならではのメリットだらけです。
海外旅行傷害保険は最高5,000万円(ゴールドは最高1億円)でなんと家族にも補償がつきます。
死亡や後遺症というとなかなか使う機会がないですが、普通に利用頻度が多い下記の補償もついているのはなかなかのメリット。
→商品の破損や盗難
・キャンセルプロテクション
→キャンセル費用の補償
・リターンプロテクション
→商品の返品補償
航空券のキャンセルやお土産の破損など、旅行でのトラブルは意外にも多いもの。
僕も経験したことがありますが、帰国後にクレジットカードなどの補償が使えないとかなり落ち込むものです。。
アメックスビジネスであれば、大体のトラブルには補償がついてくるので、特に出張が多い人や旅行好きの人にとっては、持っているだけでも心強いカードになりますよ。
アメックスビジネスの付帯サービス!個人事業主にも嬉しい内容
冒頭に、法人ならではのカードだと述べたように、法人用・個人事業主用となると個人で所有するアメックスカードには付帯しない、ビジネスカードならではの充実したサービスが付帯します。
中には、個人事業主やフリーランスにも嬉しい内容もあるのでぜひチェックしてみてください。
四半期管理レポート
ビジネス コンサルティング サービス
クラブオフアメックス
ビジネスセービング
四半期レポートなんかは、確定申告の時期に毎年あたふたしてしまう個人事業主さんやフリーランスの人にとっては、かなり嬉しいサービス。
「クラウド会計ソフト freee」とのデータ連携もできるので、経理関係の手間を省きたいという人にとってはメリットしかありません。
また、アメックスビジネスゴールドにもなると、
・空港での手荷物無料宅配サービス、トラベルサービス
・年会費60,000円相当の「リージャス」が初年度無料で使える
・入札、落札公告情報、企業情報、新聞・雑誌記事、人物情報などまで、幅広く収録した日本最大級のビジネス情報データベースサービスである「ジー サーチ」が年会費無料で利用可能
などなど、ビジネスにおいて非常に優遇されたサービスを受けることができるんですね。
今ご紹介したのはほんの一部。驚くほどたくさんのサービスがあるので、ぜひ一度目を通してみてほしいです。
アメックスビジネスカードの審査はどう?通りやすいって本当?
アメックスビジネスカードは審査が通りやすい!会社を立ち上げたばかりだけど審査に通った!と言う噂をよく聞きます。
これに関してはアメックス側が「うちは審査が甘いよー!」と公表しているわけではないので何とも言えませんが、会社を立ち上げてまだ間もない会社でも審査が通ったという例は多いようです。
もちろん、今までのクレジットヒストリーが良好で、ある程度、会社の運営が安定しているという事は大前提ですが…。
僕の経験則に基づくと、自分自身も会社を立ち上げたばかりでしたが、無事審査を通ることができました。
アメックスの中でも審査に通りやすいといわれているのは、アメックスビジネスグリーンカード。
「国際ブランドカードだから…」と気負いせず、一度審査に申し込んでみるのはアリだと思います。
アメックスビジネスで審査落ちする理由は?
審査が通りやすいとはいえ、もちろん審査落ちすることも考えられます。
アメックスビジネスの場合、今までのクレヒスももちろんですが、現在の年収や職業など個人のステータス面を重視されることが多いようです。
審査に落ちた場合、原因を追求して半年後くらいを狙って再度申し込みをしてみましょう。
どうしても審査に通らないという場合は、個人用のアメックスを検討してみるのもアリかもしれません。
アメックスの個人カードとアメックスビジネスではカード別に審査条件が違うので、特にフリーランスなどは通りやすい場合も。
一度アメックスの個人カードを作ってから、法人カードに申込むというのも手ではあります。
アメックスの個人カードからスタートしても、2枚持ちになれば、カードごとのポイントも合算できるので、一石二鳥になりますね。
アメックスプラチナにこだわるならゴールドから始めるのがおすすめ
アメックスビジネスについて紹介してきましたが、ビジネスマンのステータスをさらに求める人ならプラチナカードを目指したいところ。
アメックスゴールドカードの上には、最上級のアメックスビジネスプラチナカードがあります。
個人カードも法人カードも年会費が13万円+消費税という超高級カードです…。
アメックスもプラチナレベルまでいくと、日本でも1,500人に1人しか持っていないレアカード。
アメックスビジネスプラチナを手に入れるためには、インビテーション(招待状)が必要。
自分でアメックスゴールドを使いこなすか、アメックスビジネスプラチナを持っている人からの紹介が必要です。
アメックスビジネスプラチナを持っている人が運良く周りにいれば良いですが、紹介を待つよりかは、ゴールドカードを入手してインビテーションをゲットする方がプラチナへの近道な気がします。
アメックスビジネスプラチナになると、アメックス社員による24時間365日対応のコンシェルジュサービスや、高級ホテルの無料宿泊券サービス、クルーザーやヘリのチャーターなんてこともできちゃう、まさに最上級の法人カード!
アメックスビジネスを持っている人であれば誰でもチャンスはあるので、プラチナがどうしても欲しい人は、ゴールドカードの発行からスタートしてみてください!
ステータスを求めるならラグジュアリーカードもおすすめ
法人カードの発行にあたり、アメックス以上のステータスを求める人にはMastercardブランドのラグジュアリーカードがおすすめです。
年会費50,000円とアメックスビジネスゴールド以上の維持費はかかりますが、
- 24時間365日コンシェルジュが対応
- ホテルやレストランのグレードアップ
- 経費や税金の納付もポイント還元
など、最上級のサービスをクレジットカードで受けられます。
なにより経営者なら一度は憧れるブラックカードを持てる可能性がある法人カードなんです。
金属製でできており、なかなか市場では見れないクレジットカード。
他のクレジットカードを持ったときとは違った感動を味わえると思いますよ。
アメックスも良いけれど、どうせなら他とは違ったステータスのある法人カードを発行したいと考える人は、ラグジュアリーチタンカードからスタートしてみてください。